ミスターコインズ

直径：40.0mm
品位：銀1000
量目：31.1g
図案：横山大観作「群青富士」

横山大観（明治元年〜 昭和33年）
茨城県に生まれる。東京美術学校第一期生として、岡倉天心や橋本雅邦の薫陶を受けています。
明治31年、天心指導のもと日本美術院の創立に参加。新しい日本画の創造に邁進しました。
大正3年に美術院を再興すると、以後院展を中心に数々の名作を発表。

群青富士は、1971年に制作されました。大観の作品の中では自由で柔軟な造形が突出しており、大正期らしい時代性を感じる独特の世界観があります。
その自由さには、例えば画面全体に漂う琳派の影響もその一つで、斬新さの中に日本の伝統が活かされており、魅力的です。
また、重厚な金地に力強い群青の富士と存在が見て取れる山肌の雪の白は、
雲海の力強さをも超えたゆるぎなさがあり、鮮烈な色彩でありながらも完結されているのが実に見事です。

都道府県の誕生60周年を記念して発行されました。
平成20年度から平成28年の間に、
47都道府県毎のデザインの千円銀貨が発行されました。
それぞれの都道府県の特徴が描かれたカラーコインで、
千円銀貨はすべて記念貨貨幣セット（プルーフ）で発行されています。